JOURNAL

灯りと、秋と、
ちょっとした余白。

写真から生まれた、短い読みもの。静かな夜のおともに。

おばけが笑うと、
夜は少しやさしくなる。

ハロウィンと聞いて思い浮かべるのは、どんな夜でしょう。にぎやかな仮装や、びっくりするような仕掛け。その一方で、こんなふうに静かに光る景色もあります。

写真の中のおばけたちは、どこか楽しそうです。丸い目と、ゆるく曲がった口元。木々の深い緑を背に、白い灯りがふわりと浮かんでいます。

夜の木々に浮かぶ白いおばけと、オレンジ色に輝くかぼちゃのイルミネーション

足元には、オレンジ色のかぼちゃ。大きさも顔つきも違う灯りが並ぶと、それだけで小さな集まりのように見えてきます。明るいところだけではなく、そのあいだの暗がりにも、秋の夜らしい奥行きがあります。

季節の行事を楽しむのに、特別な準備はなくてもよいのかもしれません。好きな景色を眺める。灯りの色を覚えておく。今日の夜を、いつもより少しだけ丁寧に過ごす。

この庭が、そんなひと息のきっかけになればうれしいです。

灯りの庭 編集室